オリジナル音源は、1990年から1991年に当時のアメリカのパンク・インディロック等とも係りの深いワシントンのオリンピアにあったYoyoスタジオでレコーディングされ、その後発売もされた自主制作のデモ音源でもあったカセットテープ。その音源をGuy Picciotto（Fugazi）が再ミックスの後、リマスタリングもされ、バンドの自主レーベルであるビキニキルレコードから2015年にCDやデジタルフォーマットと一緒に再発リリースされたアナログ盤で、収録曲は当時のこのデモ音源に加え未発表曲３曲を加えた全11曲で構成されたアルバム。内容は当時のバンドの勢いそのままに、その後の作品でも聴けるハードコアパンクの影響下から生まれたであろうものの、その音楽はとても独自でノイジーで独特なポップ感もあり、サウンドはグランジ感も感じるような90年代オルタナティブともいえる作風。フガジ的な感じもありつつ、わかりやすいところでいえば初期ニルバーナやマッドハニーあたり好きな方にも！という作品。とにかく音のカッコよさ必聴！の作品。